MOVEMENTLABO & PLOT792

つれづれなるままに、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば・・・

バレエ(ダンス)でもヨガでも大切な腸腰筋について

バレエ(ダンス)のレッスンでは、脚を上げる動作がよくでてきます
その時に先生から「お腹から引き上げなさい」とよく注意されることがありませんか?

ダンスで脚を上げるという動作の多くは「体幹部分を安定させながら股関節を動かして頭上に向かって高く脚部全体を上げる」動作であるため、
「脚部全体の筋肉を使う」というより、

「股関節周りの筋肉を使う」ことになります

股関節周りには全部で22本の筋肉があります
今回はそのうちの「腸腰筋」について説明します

腸腰筋とは一個の筋肉ではなく
①腸骨筋②大腰筋(③小腰筋)
の2つ(3つ)の筋肉の総称と思ってください

「腸骨筋」は「骨盤と足の付け根を結ぶ」筋肉です
「大腰筋」は「背骨と両足の付け根を結ぶ」筋肉です
「小腰筋」は「ほとんどの人が大腰筋の中に埋もれている(分化していない)」筋肉です

腸腰筋の主な役割は
①太ももを持ち上げる(挙上動作)
②背骨の自然なS字湾曲の支持
③お尻の筋肉を引き上げて骨盤の位置を正常に保つ
などがあります

腸腰筋が弱ってくると
①歩行時にうまく足が地面からはなれず、ちょっとした段差などでつまづきやすくなる
②骨盤と背骨の関係が正常な状態から歪んできますので内蔵が正常な位置よりやや下がりぎみになる
③下半身をコントロールする神経や血管が圧迫され血行不良、むくみ、冷え性、便秘などの不具合が生じやすくなる
④骨盤が後傾しやすくなり、腹筋背筋の緩みから猫背になりやすく腰痛の原因のひとつにもなる
などがあります

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運動のメカニズムを解説していきながら
「関節の稼動域をしっかり確保する」
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